実業家の堀江貴文さんが2023年11月11日公開のYouTube動画で、米大リーグ・ロサンゼルス・エンゼルスからフリーエージェント(FA)となっている大谷翔平選手が、日本全国約2万の小学校に3つずつ野球用グローブを寄贈すると表明したことをめぐる一部インフルエンサーの批判に反論した。
「日本から出たスーパースターがですね、グローブをプレゼントすると」
大谷選手は9日、自身のインスタグラムで「この度日本国内約20,000校の全小学校に各3つのジュニア用グローブ約60,000個を寄贈いたします」と発表した。寄付の意図について「野球を通じて元気に楽しく日々を過ごしてもらえたら嬉しいです。このグローブを使っていた子供達と将来一緒に野球ができることを楽しみにしています!」と説明した。
寄贈にあたってのサポートを行うニューバランスジャパンの発表では、右利き用2個、左利き用1個、小学校低学年用サイズの合計3つのグローブを国公私立の小学校、義務教育学校、特別支援学校を含む国内の小学校に寄付するとしていた。
堀江さんは「素晴らしい」と称賛し、「一部のインフルエンサーがなんか『野球って9人でするもんでしょう』みたいな、『3つじゃ足りないんじゃないですか』みたいなバカなこと言ってますけど。ま、バカなんでしょうね」と批判を一蹴した。
寄贈にあたり大谷選手が「グローブ3個」を選んだ理由について「『3つ』っていうのはキャッチボールをして欲しいということで。キャッチボールだったら2個でいいじゃん、いや左利きの子もいるでしょう、ということで。だから右利き用を2つと、左利き用を1つということでね。すごい考えてますね」と説明した。
「これにイチャモンをつけるインフルエンサーとかクソですね」
堀江さん自身も幼い頃に左利きを矯正された思い出があるとし「ご飯のお箸を持つ手は右でしょ!ってめっちゃ怒られました。すっげえ覚えてる。だから多分僕左利きだったと思うんですよ」と振り返った。
「(日本では)右利き(に)矯正をされる子供がすごく多くて。左利きの人たちにはすごく優しくない社会になっておりますが、最近はそうでもないみたいなんで。大谷翔平選手、さすがねアメリカに行ってそういった事情も分かって『3個』プレゼントした」と大谷選手の心配りを称賛。
「これにイチャモンをつけるインフルエンサーとかクソですね」とした。
さらに、「まずキャッチボールから」とした理由について少子化を挙げ「日本ってめちゃくちゃ少子化が進んでて、もう野球チームを組めないぐらい子供少なくなってるんですよね」とし、「キャッチボールしかできないような小学校とかも多分多いと思うんですよね」と説明した。
野球部が無くなってしまった学校も多い中で、「その火を消したくないという大谷翔平選手のすごい熱い思いが僕はすごく感じました」と語った。