クマ被害の影響?北海道で「狩猟免許試験」に応募殺到 若年層&女性増加「いつまでも人任せにできない」

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地元の猟友会「ハンターになるには、覚悟が必要」

   現場のハンターは、若者の狩猟免許希望者が増えたことをどのように見ているのだろうか。

   北海道猟友会旭川支部長の高梨秀二さん(73)は11月13日、取材に対し、次のような見解を述べた。

「クマやシカが徘徊しているとマスコミが報道していることで、関心が高くなっているのではないでしょうか。マンガなどの影響だけではなく、人がケガをしたり、農作物が荒らされたりして、ハンターの社会的なニーズが上がっているのだと思います。人に頼っても守ることができないと、自衛意識が出てきています」

   旭川支部で行っている試験の予備講習には、50人の定員に対し、11月26日の講習だけで30人が希望しており、24年1月28日に臨時の講習を行うことを決めた。希望者30人は、若い人と年配者が半々ぐらいだという。

「ただ、ハンターになるには、覚悟が必要です。シカから始まって、クマを撃てるまでには10年はかかります。かなりの度胸や強い意志も要ります。ある程度の経験を積んだベテランでないと難しいですね。クレームは、いちいち聞いていれば、何もできなくなってしまいます。お金目当てでは、5万円や10万円でも合わないでしょう。報酬は数千円ほどですので、皆を守ろうと道義的責任を持ってボランティアでやっていますよ」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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