若手登用進めず衆院選に突入すれば「かなり大きなダメージ」
内閣支持率は低迷を続けるが、それが必ずしも共産党の支持につながっているわけではない。例えば11月12日に投開票された福島県議選(定数58)では、県議会で第1党の自民、第2党の立憲民主、第3党の共産のいずれも議席を減らしている。共産は議席を5から4に減らした。松竹氏は、
「その県議選の結果が大体、『今、国政選挙をやれば、そうなるんだろうな』というのを表している」
として、次期総選挙では共産党も議席を減らすとみている。
松竹氏をめぐる問題とは別に「やはり高齢者が中心の候補者みたいなのが受け入れられなくなっているという面」があり、若手の登用が進まないまま選挙戦に突入すれば「かなり大きなダメージはあるだろうな、という気がする」と述べた。
再審査が進めば共産党への逆風が弱まるとの見方には、「本当にそれは、私はそう思っているんですよね」と応じた。11月9日に現役学生に招かれてトークイベントに出演したことを紹介し、自らが招かれた理由を
「(共産党が)私のような立場を受け入れるというふうにならないとだめだという思いがあるから」
だとみている。松竹氏はイベントの様子を近くユーチューブで公開予定だが、学生側の顔も名前も出せないことが「一番残念なこと」だ。除名の撤回で、この状況を変えることができるとしている。
「共産党を応援したいという学生からも『自分が名前や顔を出したら、批判を受けて共産党との関係がまずくなる』と思われているというのは、もうこのままじゃうまくいかないなという...。そこは打開をしなければならないし、打開するとすれば、除名を撤回するという方向は一つの大きな選択肢だと思っている」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)