「運転士の退職理由」バス停掲示はプライバシー侵害? SNS指摘も社長「許可いると思わない」...弁護士の見解は

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運転士の退職理由の掲示は以前から行っている

   いわくにバスの社長はJ-CASTニュースの取材に対し、退職理由を掲示した理由について「お客様からも岩国市役所からも『退職の理由は具体的に何ですか』と聞かれるので、質問に対して答えているだけです」と回答した。運転士の退職理由の掲示は以前から行っていることだとし、それについて市役所等からの指摘はないという。

   退職した運転士に許可を得ているかという質問に対しては「許可がいるようなものとは思わない」とした。

   プライバシーの侵害ではないかとの指摘については、「どちらかというと聞く側の問題だと思うんです。プライバシー(の侵害)だと思うなら(退職理由を)聞かないんじゃないですか。お客様も聞いてきています。聞かれるので、答えています。聞かれたことに答えないとクレームになるので。悪意は一切なくて、別にあんなのを貼ったところで、辞めた人が戻ってくるわけでもないので」と回答。「岩国市も別に『許可取った上でご連絡ください』などとは言わず、(退職理由を)聞いてきています。利用者の方も(退職理由を)聞いてきますが、そういった人たちは法律をご理解されているのではないでしょうか」ともコメントした。

   掲示には12月にも減便すると記載されているが、その事情については次のように説明した。

「土日祝は比較的、通勤通学で利用する方がいらっしゃらないので、『この便をやめます』と決めて実行できます。しかし、平日になると、どの便もそれぞれ、こういった人が乗るとか、こういう人のために走らせているという役割を持った便ばかりなので、『やめます』ということはできません。時間を変えたり、区間を変えたりして、なるべく残すようなことをしなければいけませんが、やはり手間がかかるので、ちょっと時間をいただいているというところです」
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