保護犬猫活動を行う団体「アネラ」が2023年11月8日、インスタグラムを更新し、歌手の浜崎あゆみさんがフレンチブルドッグを引き取ったことを報告した。
浜崎さんは5匹の犬を飼育しているが、10月31日にインスタグラムで「コンブ」と「ポテト」という名前のフレンチブルドッグが新たに家族になったと報告。11月3日には、コンブとポテトが「鳴き声がうるさいとかの理由なのかな、声帯を切られていて声が一切出ないんだ」「逃げ出したくて何年も柵を噛んでたんだろうね、犬歯も削れて無くなってるの」と明かした上で、「少しずつ私達家族や我が家に慣れてきてくれて」などと喜びもつづっていた。
「里親が見つかりづらい子がいたら教えて」直々にメッセージ
アネラの投稿によると、元々「コンブ」は「コブ」、「ポテト」は「ポート」という名前で、同団体が保護していた。浜崎さんから「里親さんが見つかりづらい子がいたら教えてください」とのメッセージが届き、「この子が良いとご指定があった訳ではなく、施設に長くいる子を引き取ってくださるという女神様のようなご連絡でした」として、施設に1年いるコブとポートを譲ることにしたという。
「可愛いだけではない、フレンチブルドッグは熱中症になりやすかったり、アレルギーや皮膚病になりやすかったり、そして性質上やんちゃで誤飲事故含めて躾に苦労することがあると言われている犬種です」
というが、浜崎さんはフレンチブルドッグの飼育経験があるため「安心だと判断した」そうだ。
コブは「年齢も9歳ということもあり、里親応募が今まで一件もありませんでした」。ポートは「体質的に尿管結石ができやすかったり、過去に鼠蹊ヘルニアを発症し、お腹がとんでもなく腫れて緊急オペをした経緯がありました」といい、浜崎さんはすべて承諾して「どんな子でも最期まで幸せにします」と約束したという。
「2頭とも繁殖犬として長い間閉られ(原文ママ)、散歩も抱っこもなく赤ちゃんを産む為だけに懸命に生きてきた」コブとポートは、浜崎さんの自宅を訪れた際「初めておもちゃを与えてもらい、広いお庭で走り回」ったという。浜崎さんは「はじめてのお家で粗相をしちゃう姿にもニコニコしながらお掃除」したそうで、その姿に安心し「命のバトンタッチをさせていただきました」と報告した。
コメント欄には
「浜崎あゆみさん、素敵な方ですね!メディアで拝見する一部分しか私たちにはわからないので、そんな事があったとは ポートちゃん、コブちゃん愛情たっぷり受けて幸せになれて良かったです」
「あゆのイメージが変わった!!(中略)それだけの覚悟を持って引き受けたというのは素晴らしいと思います!!あゆもあゆのご家族もワンコ達もみんな幸せになって」
「『里親が見つかりにくい子を...』となんの指定もなく迎えてくれる方はそんなにいないと思います。優しい方なんですね... きっと幸せになりますね」
などの声が寄せられている。
浜崎さんは11月8日、アネラの投稿を引用し、同団体の理念「1匹の犬を救っても世界は変わらないが、その1匹の世界は永遠に変わるだろう」を踏まえて
「動物の命を救っても世界は変えられない。でも、その動物の世界は永遠に変えられる。私はこれからもこの言葉を信じて、彼等を家族の一員として向き合って行きます」
と投稿した。