歌手の岡田奈々さん(26)が2023年11月8日深夜放送の「アッパレやってまーす!」(MBSラジオ)にゲスト出演し、ケンドーコバヤシさん(51)による「スキャンダルいじり」の洗礼を浴びた。
岡田さんはAKB48の主力メンバーとして活躍してきたが、22年11月に週刊文春が俳優の猪野広樹さん(31)との交際を写真つきで報道。その4日後にツイッター(当時、現X)で卒業を発表し、23年4月に卒業した。岡田さんは長い間「優等生キャラ」として知られ、17年の選抜総選挙の開票イベントのスピーチでスキャンダルや問題を起こすメンバーを非難。この点との整合性を問う声があがっていた。岡田さんは「人は、年を重ねたら考え方も変わりますから」。この点を「伝えればよかった」とも話した。
「私は元々、辞めることは決まってたんですよ」
ケンコバさんは、岡田さんがセンターを務めた楽曲「根も葉もRumor」(21年)のミュージックビデオを繰り返し見ており、
「あのPVは本当に良くできてた。昔の新日本プロレスを見たというか...。選手間の感情をエンタテインメントに持ち込んでいる」
と激賞。続けて
「アントニオ猪木が言っていた。『スキャンダルを商売にしろ』と。なのに、スキャンダルを起こしてる岡田奈々はすぐ辞めた」
といじった。岡田さんはすかさず「私は元々、辞めることは決まってたんですよ」。ケンコバさんは「またまたまた!」と納得しない様子だったが、岡田さんは
「ほんとほんとほんと!みんなに言われるんですよ。それ(文春砲)があったから辞めたんだよね、って言われるんですけど、そうじゃなくて、そう見えるんですけど、元々決まってて...卒業することは。その時期は冬だったんですけど、夏には決まってたんです」
と改めて説明していた。
ソロデビューアルバムの歌詞に込めた思いは...
文春砲の見出しは「新居マンションの内見に父親同伴でカレと...」。ケンコバさんは、この点にも切り込んだ。
「ゆいりー(番組レギュラーで、岡田さんの親友の村山彩希(ゆいり)さん)は止めへんかったんか?」
という質問に、村山さんは「そうですね、割とちゃんと逆算してて」。ケンコバさんが改めて
「いや、違う。止めへんかったんか?というのは、卒業することをじゃなくて、男と内見行くことを...」
と聞くと、村山さんは「それは私も知らなかったです...」と答えるのが精いっぱいだった。ケンコバさんが「内見だけは、ほんまにやった方がええからな」と語る中、岡田さんは「住む家は大事ですからね」とかわしていた。
岡田さんは誕生日にあたる11月7日にソロデビューアルバム「Asymmetry」(アシンメトリー)を発売したばかり。自らが作詞したリード曲「裏切りの優等生」には、「5年前の気持ちと今は変わるもの」という一節がある。岡田さんは総選挙のスピーチについて「人は、年を重ねたら考え方も変わりますから」。5年間で起きた心変わりをファンに伝えていなかったことが騒動を招いたとみている。
「5年前の自分が言っていることも真実なんですよ。だからうそをついてなくて、私の正義だと思ったんですけど、それが5年経って変わってしまって、その変わったことをお伝えしていなかったがために、こういう形になってしまったっていう...。伝えればよかった」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)