「私人逮捕系」YouTuberの煉獄コロアキさんが2023年11月10日、自身のチャンネルが停止(BAN)されたことを受け、グーグルを「マジでふざけんじゃねぇ」「訴えてやる」などとX(ツイッター)で非難した。
「結局俺達が犯人和ませたから俺達の手柄だろ!?」
私人逮捕系YouTuberをめぐっては、広告収益を分配しているとみられるYouTubeにもチャンネル停止を求める非難の声が上がっていた。10月中旬には、「撃退・報道系」と名乗る「令和タケちゃん」こと後藤たけしさんがアカウントを停止されたばかりだった。
コロアキさんは、アイドルグループのチケットを不正転売したとみられる人物などを取り締まる私人逮捕系YouTuber。これまでにSNSなどで投稿した動画はしばしば物議を醸しており、9月には一般人の女性の肩を掴むなどの行為に批判の声が相次いだ。
10月31日に埼玉で発生した立てこもり事件では、現場の様子を伝えるNHKの中継映像にコロアキさんが映り込む騒動も起こった。記者が現場の状況を伝える最中、コロアキさんと「黒い彗星」を名乗るYouTuberが、スマートフォンを片手にニヤニヤ笑いを浮かべながら画面に映り込んだ。
コロアキさんが「炎上系YouTuberの煉獄コロアキです。今生放送されてます?」と話しかけると、記者は「申し訳ありません。ちょっと状況をお伝えしておりますので」と制止。「地上波ちょっとNGなんですよね」などと絡むコロアキさんに対し、記者は困惑した表情を浮かべながら、中継の続行を試みるも、画面はスタジオの映像に切り替わってしまった。
一部のニュースサイトがこうした行動を批判的に報じると、コロアキさんは1日のXで記事を引用リポスト。「マスコミやテレビ局は世間一般的に上級国民だと思われてるけど、俺達炎上系インフルエンサーやYouTuber達と大して変わらないよ!」「テレビ局共 犯人刺激するから生中継してんじゃねぇよ 犯人郵便局の中でテレビ見るだろ」とマスコミ批判を展開し、「結局俺達が犯人和ませたから俺達の手柄だろ!?」などと訴えていた。