DeNAが外部補強に積極的も... 「野球の質を高めなければ優勝できない」指摘

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   DeNAが今オフ、積極的に外部補強へ動きそうだ。

  • 横浜スタジアム
    横浜スタジアム
  • 横浜スタジアム

「淡白な打撃が多く...」

   エースの今永昇太がポスティング・システムでメジャー移籍を目指すとみられ、来日1年目に2ケタ勝利をマークしたトレバー・バウアーの去就も不透明だ。両投手が抜けることになったら戦力ダウンは必至の状況で、戦力補強に動くことが各メディアで報じられている。FA権を行使したオリックス・山崎福也の争奪戦に参戦する可能性が高く、ソフトバンクを退団した森唯斗、巨人の来季戦力構想から外れた堀岡隼人、オリックスの育成枠で退団したアンダースロー・中川颯の獲得を検討していることが報じられた。

   ただ、V奪回に向けて「改善すべき点は戦力の整備だけではない」とスポーツ紙記者は断言する。

「端的に言えば野球の質が低い。進塁打や小技の精度が低いので、安打が出ても得点を積み重ねられない。淡白な打撃が多く、相手バッテリーからすると嫌らしさがない。戦力で言えば、近年はセリーグでトップクラスなのに優勝できなかったのは攻守で精度が低いから。この部分を修正しなければ優勝には届かない」

   今季は3、4月が16勝7敗と大きく勝ち越してスタートダッシュに成功したが、5月以降は連勝、連敗が続く落ち着かない戦いぶりだった。東克樹が16勝3敗、防御率1.98の大活躍で最多勝、最高勝率(.842)のタイトルを獲得。今永、バウアーに加えて強固な先発3本柱を擁し、打線も打点王、最多安打に輝いた牧秀悟、自身2度目の首位打者を獲得した宮崎敏郎、佐野恵太、今季頭角を現した関根大気、山本祐大と力のある選手がそろっているが、貯金を積み重ねられなかった。

   三浦大輔監督は来季4年目の指揮を振るう。ダブルエースが流出の危機で、どのようにチームを構築するか。(中町顕吾)

姉妹サイト