医療従事者のキラキラ爪に「いい気しません」「オシャレは休日にして」 患者の苦情に賛否、病院の受け止めは

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総合病院でも、「受付の女性が派手なマニキュア」と意見

   オシャレにクレームを入れるのは、昔の価値観にとらわれた高齢者の場合が多いのではないかとみる。

「ネイルの成分が剥がれて錠剤などに入る可能性はないとは言えませんが、誤差の範囲内でしょう。むしろ、それを気にするなら、手を洗った方がいいと思います」

   ただ、林さんは、今回の患者の意見にも一定の理解を示す。

「場所をわきまえて、清潔感のある恰好をするなど、見た目は大事だと思います。ネイルアートなどは、休みの日にすればいいでしょう。公衆の面前では、身だしなみはしっかりしないといけないと考えています」

   同じ伊賀市内では、今回の貼り紙があった病院と同一か分からなかったが、市立上野総合市民病院も11月9日、院内の投書箱に同様なクレームが患者からあり、10月に待合室の掲示板で9月分として意見を貼り出したと取材に答えた。

   それは、「受付の女性が派手なマニキュアをしています。医療従事者としてどうなのですか」といった内容だった。これに対し、病院では、次のように回答して意見とともに貼り出したとした。

「入院生活で不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ありません。医療従事者として、身だしなみを整えることは、患者さんに清潔な印象を与えたり、信頼関係にも関連します。身だしなみのチェックを院内で取り組んでいます」

   爪のマニキュアについて、市民病院の総務課では、次のように話した。

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