亀田製菓「柿の種」ピーナッツ混入で2万8000袋を自主回収 食の安全を徹底した事例ほかにも

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   亀田製菓(本社・新潟)は2023年11月7日、「柿の種 ピーナッツなし」について、製造工程で商品にピーナッツが混入していたため自主回収を発表した。同社に取材すると、「製造時の安心安全カメラを確認しても、混入の拡大性はないことはわかっていましたが、落花生にはアレルギー成分が入っているため、安全性を考えて同商品2万8000袋の自主回収を決めました」と明かした。

   こうした食の安全を考慮しての徹底した措置は、同社を含め過去にも例が見られる。

  • おつまみに人気の柿の種(写真と本文は関係ありません)
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「お客さまの安全に問題は無いことを確認」それでも

   亀田製菓は2004年8月5日にも、同社の「スーパーフレッシュ柿の種6個装」、「ミニパック柿の種」、「海苔ピーパック&柿の種」など80万袋の商品を自主回収していた。「商品からカルキのにおいがするものがあった」という、消費者からの指摘があったという。

   報告書では「原因につきましては、原料として使用した澱粉に由来したものであり、外部検査機関において検査した結果、お客さまの安全に問題は無いことを確認いたしました」とある。それでも、回収に踏み切った。あわせて、「当社は、この事態を受けて品質検査体制や納入業者の監査を強化するとともに、再発防止のために全力をあげて取り組みました」と書かれている。

   今回の「柿の種 ピーナッツなし」の自主回収について、同社はJ-CASTニュースBizの取材に、

「口の中に入る、食品メーカーとして消費者の安心安全を第一に考えるのは当然のこと。以後、設備関係や職員への教育というハードとソフトの両面で再発防止を行い、お客様に安心して購入いただける亀田製菓を目指していく」

とコメントした。

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