省スペースの秘密は「壁にピタリと沿って設置できます」──。
インテリア大手「ニトリ」のクリスマス商品「ハーフツリー」がX(ツイッター)で拡散され、デザインが画期的などと絶賛されている。ニトリを展開するニトリホールディングス(札幌市)に売れ行きを聞いた。
「スペース問題を解決したい」と開発
ニトリのハーフツリーは一見して従来のクリスマスツリーと差異が無いようでいて、枝の範囲が半円型になっているインテリアだ。元々、2022年のクリスマス商品として発売された。
公式通販によると、例えば高さ180センチメートルの場合、通常のツリーは約75センチメートルの奥行きを要するのに対し、ハーフツリーは約40センチメートルで済む。冒頭のようにも説明されている。
Xではクリスマスが近づく23年11月に紹介されると大きな注目を集め、「画期的」「痒いとこに手が届きすぎてる」「商品開発力が天才」などの声が上がっている。
ハーフツリーの開発背景について、ニトリホールディングス広報は7日、「お客様のお困り事であるツリーを置く場所がない、置き場所に困る等のスペース問題を解決したい、という強い思い」があったとJ-CASTニュースの取材に述べた。商品化に際しては「三本脚で安定して自立させる点」に苦労したと明かす。