「来ねえ!」「まってもむだ!!」タクシー乗り場で酷すぎる落書き 標識が無残な姿に...我孫子署が捜査着手

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「ご迷惑をおかけしたことは感じていますが、落書きはいかがなものか」

   乗り場の標識は、地元の会社でつくる我孫子市内タクシー運営委員会で設置・管理している。事務局の今井タクシーでは11月7日、取材に対し、他社の運転手が乗り場標識などの被害を10月16日夕に見つけ、18日に事務局に連絡が来たと述べた。

   運営委では、その日のうちに、器物損壊の被害相談に我孫子署へ出向いたという。その後、犯行日時が15日深夜の可能性が高いことが分かり、市の動きに合わせ近日中に被害届を出す意向を明らかにした。

   落書きで、深夜1時以降にタクシーが来ないとクレームがあったことについては、こう説明した。

「終電後に、タクシーが来るかは、そのときの状況によります。各タクシーは乗り場に戻ることになっていますが、アプリなどで呼ばれれば出先に行くこともあります。深夜営業していない社があり、台数も少なくなっています。確実に乗り場にいることは、お約束できません。ガソリン代なども上がっているうえ、コロナ禍以来の人手不足も続いており、お待たせしてしまうことは、全国的な問題になっています。ご迷惑をおかけしたことは感じていますが、だからと言って、落書きはいかがなものかと思っています」

   一方、乗り場の屋根の支柱は、我孫子市が設置・管理しており、市の道路課は6日、取材に対し、10月17日にタクシー会社から連絡を受け、職員が現場を見に行ったと述べた。そのうえで、落書きが酷いため11月1日に我孫子署に被害届を出したと説明した。

   同一人物による犯行か分からないものの、その可能性が高いとした。現場には、防犯カメラはなく、犯行の目撃情報も寄せられていないという。落書きは、6日時点でも残っており、警察の現場検証が終わり次第で消す予定だとしている。

   我孫子署は6日、関係者からの被害届を1日に受理して、器物損壊の疑いで捜査していると取材に答えた。同一人物による犯行かどうかは、まだ分からないという。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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