巨大「化け物」が公園を闊歩...「怖すぎ」「子ども泣きそう」ネット戦慄 一体何者?本人に聞いた

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   「遭遇したら怖すぎる」――。全身が黒い布で覆われた巨大な「化け物」が東京・上野公園を歩き回っていたとして、SNSで「これは怖い」「子供が普通に泣きそう」などと戦慄する声が相次いだ。

   このパフォーマンスを披露したのは、大道芸人の安田太朗さんだ。安田さんは「『スティルト』という西洋の竹馬に乗って、気合いと根性で頑張るしかない」と、J-CASTニュースの取材で仕組みを明かした。

  • 安田太朗さんのパフォーマンス(Xユーザー提供/一部加工)
    安田太朗さんのパフォーマンス(Xユーザー提供/一部加工)
  • 安田太朗さんのパフォーマンス(Xユーザー提供/一部加工)

「大自然がアートの師匠」着想の経緯は

   話題になったのは、2023年10月28日にX(旧ツイッター)に投稿された動画だ。全身が黒い布で覆われた「化け物」が細長い棒を揺らして歩く様子に対し、「化け物すぎて遭遇したら怖すぎる」などと戦慄する声や、「見に行きたい」などと興味を示す声が上がった。

   パフォーマンスした安田さんは10月30日、上野公園で開催されたイベント「ヘブンアーティストTOKYO」で披露したものだと取材に説明。このイベントは10月27日~29日に開かれ、ジャグリングやマジックなどのパフォーマンスや音楽演奏が行われた。

   話題になったパフォーマンスは「ガンジスインダスドーダス」という名前で、恐らく2015~16年ごろ始めたと振り返る。「大自然がアートの師匠」だと語る安田さんは、特に沖縄の自然を愛しているとし、着想の経緯を次のように述べた。

「黒いパフォーマンスの三角のカタチは世界遺産にもなっている沖縄最大聖地『斎場御嶽(せーふぁうたき)』がモチーフで、あの神聖な森の『未知と全てを見透かされる畏怖』の感覚から、あのようなパフォーマンスが自然と生まれました」

「自分的にはホラーの要素は全くありません」

   SNSでは「夢に出てきそう」などと恐怖する声のほか、「カッコいい」「感動する」など様々な感想がみられる。

   安田さんは「芸術はただの『鏡』であると考えていますので、あの黒いものを見た人が、己の内面にある何かを映してそう感じただけだと思いますから、人それぞれ、up to you, おまかせします」と述べ、観客に感想を委ねているとした。

   秋田県の伝統行事「なまはげ」や沖縄・宮古島の伝統行事「パーントゥ」のような要素もあるとする安田さんは、「怖い?というより、畏い?感じにはなると思いますが。自分的にはホラーの要素は全くありません」と説明する。

   今回話題になったことに対し、「お目汚しを失礼!なんのご縁か、多くの方々に観測していただきまして有難う御座います 宜しかったらまた是非遭遇しましょう」とコメントしている。

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