プロ野球楽天を戦力外となった西川遥輝外野手(31)の去就に注目が集まる。楽天は2023年10月11日に西川と来季の契約を結ばないことを発表。複数のスポーツ紙報道によると、ヤクルトが西川獲得に向けて調査をしているという。西川はNPB球団で再び輝きを取り戻せるのか。元楽天ヘッドコーチの橋上秀樹氏(57)はJ-CASTニュースに対し、現在の西川の実力を独自分析し今後の見通しを語った。
「西川は扱いが難しそうな印象」
智辯和歌山高校出身の西川は10年ドラフト会議で日本ハムから2位指名されて入団。日本ハム時代は俊足を生かし盗塁王のタイトルを4度獲得し、ベストナイン、ゴールデングラブ賞などを受賞した。21年オフに自由契約となり楽天に入団。移籍1年目は108試合に出場したが、今季の出場は35試合に留まり打率.181、1本塁打、4打点、2盗塁に終わった。
橋上氏は「年齢的にはまだまだ使えると思うが扱いが難しそうな印象がある」とし、その理由に言及した。
「西川選手は天才肌なので高い集中力を発揮するが、逆にメリハリが効きすぎることがある。集中した時の能力はものすごいものがあるが、集中力を欠いた時の打席は別人のようになってしまう。成績が伴っている時は、集中力が切れた時の打席を見逃してもらえるが、集中力を欠いた打席が多くなると良い評価と悪い評価が一気に逆転してしまう。今回がまさにそうだと思います」
楽天のヘッドコーチ時代、対戦相手としてベンチから西川のプレーを見ていた橋上氏は、西川の集中力を欠いたプレーを見ることが多かったという。