「実質賃金」30年間で超低水準に
日本労働組合総連合会の「連合・賃金レポート2022」は、過去30年間の名目賃金、実質賃金、消費者物価指数の推移(図1)を公開している。働く人に支払われる名目賃金は1997年をピークに右肩下がりになり、2014年から緩やかに上昇し始めている。しかし、名目賃金から物価変動を差し引いた実質賃金は、2014年以降も低水準から抜け出せない。
給料はちっとも上がらず、物価ばかりが高騰。いつの間にかマクドナルドが「高級料理」に感じられる時代になってしまったのか――。J-CASTニュース編集部には、こんな意見が寄せられた。
「昼食でマックに寄ることはほとんどなくなった。ハンバーガーを食べるよりも定食メニューを食べる方が腹持ち良く感じるし、マクドナルドを利用するのは、コーヒーを頼んでパソコン作業するときくらいだ」(30代・会社員)
「家族4人で昼食にマックに行くと、2000円から2500円くらいかかる印象。子どもがハッピーセットを喜ぶので行く。クーポンを使うのでそんなに割高には感じない。ファミリーレストランよりもコスパがいいとは思えない」(30代・経営者)
「友達と一緒にマックに行っておしゃべりしている。サムライマックが好きなのでよく食べるが、ほかの新商品が出たから食べてみようという気分にはあまりならない」(20代・学生)