あやなん夫妻は「コミュニケーションをとって上手にやったんじゃないかと思います」
秋山教授は子どもの養育者同士の関係の重要性について、両親が不倫で離婚して不安定になってしまった子どもがいた場合を例に
「夫婦が不倫をしている時はたいてい、夫婦関係が悪くなってギスギスしているもので、(不倫や離婚そのものよりも)そちらの方が子どもにとって良くありません。子どもは離婚前からそういう状況に置かれているわけですが、両親がいるうちは誰も気づきません。ところが、離婚した瞬間に周りが『あのおうちは離婚されて子どもが可哀想ね』と注目すると、子どもが不安定になっているというわけです。 ギスギスした夫婦が別れて、お母さんと子どもだけ、あるいはお父さんと子どもだけで過ごして少しすると、子どもが落ち着いてくるということは、臨床の世界ではよくあります」
と説明し、あやなんさんとしばゆーさんの家庭について次のように見解を述べた。
「セカンドパートナーがいることを(正式な)パートナーに言わないケースもあります。でも今回は、お2人とも、『自分にはセカンドパートナーがいますよ』ということを相手に伝えて、コミュニケーションをとっているようです。なので、その点では上手にやったのではないかと思います」