「調査結果によっては、そのまま送信所を廃止する場合があります」
13局のうち10局が24年2月から休止する。その多くが2月1日か5日から休止する。多くの局は日曜深夜(月曜未明)、整備のために放送を休止する。整備のタイミングも考慮して、一部の局は月曜日の2月5日から休止することにしたとみられる。
特殊なのがRNBとKRYだ。RNBは2月1日から段階的に中継局3局について徐々に段階的に出力を下げ、4月1日に電波を止める。KRYは中継局5局のうち、3局を2~3月に休止。残る岩国、下関局については、出力を弱くする期間を1か月ほど設けた上で、それぞれ4月29日、5月27日に休止する。親局も同様に7月29日に休止予定だ。
MROは4月1日、東海ラジオは7月から8月にかけて休止する。
実証実験終了のタイミングは局によって違う。最も早いのが茨城放送で、24年7月31日を予定。6局が、総務省が決めた「特例措置」適用期間の期限にあたる25年1月31日まで休止する。
実証実験の状況によっては、そのまま閉局する可能性に言及する局もある。例えば茨城放送は
「閉局 2024年8月1日以降」
と明記。他の局も
「適用期間終了後、聴取状況により当該局廃止も検討しています」(IBC)
「運用休止中による聴取者数の調査結果によっては、そのまま送信所を廃止する場合があります」(BSN)
「休止期間は状況により延長される場合があります。休止期間終了後、送信所廃止の可能性があります」(RKK)
などと表現している。NBCはQ&Aで
「NBCラジオ(佐賀)のAM放送はいつまで休止されますか?」
という質問に
「2025年1月までを予定していますが、その後も延長される可能性があります」
と答えている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)