コンビニ過去3年間で減り続けている 大手も一部で減少傾向、市場は飽和状態でないというが

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人手不足指摘の声

   最後は、ファミリーマート。

2020年:1万5686店舗 出店448店 閉店275店 173店舗増
2021年:1万5725店舗 出店195店 閉店156店 39店舗増
2022年:1万5646店舗 出店170店 閉店249店 79店舗減
2023年9月:1万5592店舗 出店128店 閉店142店 14店舗減
※ウェブサイトの営業概況より作成

   2010年にエーエム・ピーエムを吸収合併し、15年にココストアを、16年にサークルKサンクスを継承したファミリーマート。2020年には275店を閉店しながらも新規出店を加速して純増していたが、22年には79店舗減。23年9月にも、14店舗減となっている。

   ファミリーマート広報部を取材すると、「店舗数に関して、当社としては、今期よりリクルーティング・開発本部を新設し、質の高い店舗作りに注力しております。新店の日商(1日の売上高)においては高い水準を維持しているほか、無人決済店舗のシステムを活用し、これまで出店できなかった事業所内などに、サテライト出店をすすめております」と説明した。

   一方、経済産業省が2020年2月に取りまとめた「新たなコンビニのあり方検討会」のコンビニオーナーヒアリングによると、人手不足に関する指摘がある。以下、寄せられた声を紹介しよう。

・(フランチャイズ本部の)人材確保のサポート力が今ない。慢性化する人手不足を解決する策はいまだ未解決である。(1店舗経営、加盟年数:5年以上10年未満、立地:住宅地)
・省人化が実現できれば表面的な問題はほとんど解決できる。(本部が)やらないのは怠慢である。人手不足は待ったなしで深刻化している。あとは利益相反関係を解消することである。(1店舗経営、加盟年数:5年以上10年未満、立地:郊外幹線道路沿い)
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