「料金別建て」京成の区間に存在
吸収合併にもかかわらず料金が京成電鉄には組み込まれないとの報道内容について、小林氏は次のように説明した。
「京成電鉄内でも、料金が別建てという区間はあります。京成千原線です。第三セクター・千葉急行電鉄を吸収合併した経緯から、千葉中央駅で区切られ、別運賃となっています。新京成電鉄の区間も同様にすることで、対応が可能になります」
つまり、必ずしもイレギュラーな対応とは限らないとの指摘だ。併せて、
「新京成電鉄の運賃は、距離によっては京成電鉄よりも安い場合があります。なお、京成千原線とその他の京成線を『通し』で乗る場合、割引があります。このような対応が、新京成が京成に吸収された後に行われることも考えられるのではないでしょうか」
と、今後の展開を予想する。
吸収合併後の路線名は、現在棚上げになっているようだ。
「新京成電鉄は、『新京成線』の1路線しかなく、これまで名前らしい名前がありませんでした。なので、今後考えていくのではないでしょうか」
小林氏は、こう述べた。
(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)