2023年10月31日に東京・渋谷で、前輪を浮かせ無茶な走行をするバイクがタクシーに突っ込む事故があったとして、Xで話題となっている。目撃者によると、被害にあったのはタクシーのみだったという。J-CASTニュースは目撃者に詳しい状況を聞いた。
人ごみで警察が通れない状況に
事故は、特攻服を着た人が運転するバイクが3台走行し、そのうち先頭を走っていた1台が前輪を浮かせた状態で、目の前にいたタクシーに突っ込んだというもの。目撃者の「セカニチ」さん(@sekanichi__)によると、事故があったのは31日23時30分頃、センター街にある宇田川交番の横だ。
バイクはタクシーに近い場所から走行を始めたといい、「多分、(運転手は)操作をミスして、ウィリー(前輪を浮かせた状態)になっちゃったという感じだと思います」とした。
人通りの多い場所だったが、被害にあったのはタクシーのみで、乗客や乗務員、バイクの運転手に目立った怪我はない様子だったという。「後部座席には乗客が2人乗っていましたが、ガラスが真下(トランク内)に落ちたため、客席に飛び散らなかった。写真も撮りましたが、(後部座席には)ガラスが全然飛んでいないです」と話した。
事故後については「交番の横だったのと、そもそもセンター街に警察官が無数にいたので、通報しなくてもすぐに警察が来ました。ただ、事故が起きた瞬間に何百人もの人が周りを囲んでしまい警察が通れず、3分から5分くらいして、やじ馬が引いて、警察が来るという状況でした」と状況を説明した。
バイクの運転手の様子については「(タクシーの)運転手の方に寄り添うとかはないですね。『やっちまった、どうしよう』という感じに見えました」という。