タレントの伊集院光さんが2023年10月31日未明放送のラジオ番組「JUNK 伊集院光・深夜の馬鹿力」(TBSラジオ)で、日常の一場面を題材として仮装する「地味ハロウィン」をめぐり、「真正面で楽しめちゃう人たちがすっげー増えてきたじゃん。だったらハロウィンやれば?」などと持論を述べた。
地味ハロウィンは、東急メディア・コミュニケーションズのウェブサイト「デイリーポータルZ」が2014年に始めた企画で広がり、毎年、SNSで盛り上がりを見せている。
「『俺の地味ハロウィン、バズってる』みたいな人は...」
伊集院さんはラジオ冒頭で、東京・渋谷では区長が「来ないで」と自粛を呼びかける動きも出ているハロウィンに言及した。自身は反対というより「こっち側が渋谷行かなきゃいいんだからと思ってた派」と示しつつ、「僕の周りにハロウィン行きたいって人はいなければ、行こうぜって人もいないから、ハロウィンを盛り上げてる人が何なのかも全然分からないの」とも述べる。
一方で、「最初に地味ハロウィンが出てきた時は、俺はちょっと自分の好きな人たちのにおいがした」と切り出す。「軽く馬鹿にしながら、斜めにハロウィンを楽しんでやろうかみたいな、茶化してやろうかっていう人だと思ってたから」と述べるも、
「(2年、3年経っていくうちに)茶化すでも斜めでもなく、真正面で楽しめちゃう人たちがすっげー増えてきたじゃん。だったらハロウィンやれば? 楽しいんだったら」
と笑いをこぼす。続けて、下記のように持論を伝えた。
「僕が好きなのは、嫌な奴と思われるかもしれないけど、ああいう世間でワーッとなってる、別に日本のお祭りでもないのに何か騒いでるなって人たちを斜めに見てる人たちが地味ハロウィンをやって、ちょっとクスクスって仲間内で笑ってるやつは凄い好きなの。
だけど『今年の地味ハロウィンは何やろうか』とか、SNSでこれ見よがしに『俺の地味ハロウィン、バズってる』みたいな人は、うーん」
「だったらハロウィン島で、その埋め立て地でハロウィン、皆でやれば良いんじゃねーの?みたいなね」と皮肉を効かせた。