「海賊戦隊ゴーカイジャー」のゴーカイシルバーを演じたことなどで知られる俳優・池田純矢容疑者が特殊詐欺に加担した疑いで逮捕されたことを受け、X(旧ツイッター)では「仮面ライダービルド」の主演を務めた犬飼貴丈さんの過去の発言が再注目されている。
「仮面ライダーに一回なると、ずっと僕が死ぬまで仮面ライダーなんで」
複数報道によると、池田容疑者は2023年10月26日、警察官を装って男性からキャッシュカードをだまし取った疑いがあるという。
所属事務所「バール」は30日、逮捕を受け28日に池田容疑者を契約解除としたことを公式サイトで発表している。
池田容疑者は2011年から12年にかけて放送された特撮テレビドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」のゴーカイシルバーを演じていた。
特撮ヒーローを演じた俳優の逮捕というショッキングなニュースを受け、SNSでは「仮面ライダービルド」の主演・犬飼さんが2020年8月14日放送のトークバラエティ番組「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)で語った「ヒーロー論」に注目が集まっている。
犬飼さんは、ウエンツ瑛士さんの「ライダー俳優さんというと、(行動などに)制約があるというか......」とする質問に、番組プロデューサーから「ライダーに決まった時にまず集められて『信号無視は絶対にしないでください』(と説明された)」と回答。
このほかにも「歩きながら(ものを)食べないでください」「女の子と外で手を繋いで歩かないでください」などとする指導を受けたという。松本さんは厳しいルールに「それもあかんの?」と驚きの表情を浮かべていた。
ウエンツさんが「それは一応(仮面ライダーを)やってる間でしょ?」とすると、犬飼さんは「やってる間なんですけど、でも仮面ライダーに一回なると、ずっと僕が死ぬまで仮面ライダーなんで。その作品の中では残ってるから」とし、「永遠に教えを守って生きていくのかなと」と語った。
作品の放送中だけでなく、その後の人生まで「仮面ライダー」であり続けるとした犬飼さんの言葉には、改めて賞賛の声が寄せられている。
「本当にその通りです!」
「尊い精神だし責任ある言葉だと思う。ライダー、戦隊、ウルトラ、プリキュアといったものがどれだけ人の心を勇気づけ寄り添い背筋を正させるか。どれだけ人の人生に影響を与えるか。それを背負った最高にカッコいい言葉だよ」
「実際こういった心持ちで仕事を続けられる人なんて一握りだと思うけど、この言葉が出てくる人がヒーローになってくれてファンとしては嬉しいなって、それだけ」
「ヒーローを演じた人も人間だし聖人君子である必要は無いけど逮捕されるような特に重い罪は犯さないでほしいと思う」