新会社は「負の遺産を引き継がないで、日本のエンタメを引き続き牽引していってほしい」
旧ジャニーズ事務所を退所したタレントのマネジメントを引き受ける可能性については、次のように前向きな考えを示していた。
「引き受けますし、やっぱりきちんとした対価の話だとか、仕事の構造をまず説明して、その人が持っているブランド力、踊りが得意なのか歌なのか、喋りなのか、ということによってブッキングしていきますね。それが普通の仕事の進め方です」
新会社に対しては、
「新しい会社は負の遺産を引き継がないで、日本のエンタメを引き続き牽引していってほしいものですね。これをきっかけに、全ての芸能事務所が移籍の自由をきちんとルール化して、監督官庁はテレビ局をちゃんと見て指導すべきだと言っているのです」
などとして、一定の期待感を示していた。
福田氏のインタビューは10月26日付けの朝日新聞に掲載された「論壇時評」でも紹介され、評者の政治学者・宇野重規氏は、
「現在、彼女(編注:のんさん)のエージェントを務める福田淳は、芸能事務所に所属するのではなく、マネジメント契約を結んで公平な関係を保つ意義を説く。芸能業界を『近代化』するためにも、監督官庁による人権保障のチェックや、移籍の自由のルール化などが不可欠であろう」
としている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)