ホリエモンこと実業家の堀江貴文さんが2023年10月29日に公開した動画で、渋谷からハロウィーンの締め出しを行った長谷部健・渋谷区長を痛烈に批判した。
「せっかく渋谷は世界的な街になっているのに...」
長谷部区長は9月12日の会見で、昨年韓国・ソウルの梨泰院(イテウォン)で発生し約150人以上が犠牲になった群衆事故を踏まえ、安全性への危機感から「ハロウィーン目的でハロウィーン期間に渋谷駅周辺に来ないでほしい」と呼びかけていた。
2023年10月29日に公開した「渋谷区がハロウィーン厳戒態勢になっていることについて解説します【本日誕生日】」と題した動画で堀江さんは、梨泰院の群衆事故が、遺族による行政を相手取った訴訟問題に発展していることに触れ、「渋谷区長もそうやって訴えられるリスクがあると判断したんだと思います」と推測し、「要は自己保身ですね」と斬り捨てた。
「せっかく世界中からハロウィーンをやりにくる渋谷は世界的な街になっているのに、行政がこうやって禁止をしてしまうというのはどうなのかな」と疑問を呈する堀江さん。ハロウィーン期間に向けて、渋谷の街中に路上飲酒禁止を訴えるのぼりなどが掲げられていることにも言及し、「アホか、みたいな。20歳以上になったら自己責任やろっていう話なんですけど、ほんとにどこも監視社会みたいになっちゃって、まったくウザいですね」と非難した。
さらに堀江さんは「渋谷が自ら戦いを放棄してしまっているので、東京中の他の街、頑張ったほうがいいと思いますよ。ここで渋谷から客を取りましょう。池袋のハロウィンパーティーなんかも非常に話題になっておりますよね」と、渋谷区以外の自治体に奮起を促した。
そして「ハロウィーンって面白いイベントなので、こうやって行政が水を注すようなこと、僕はないほうがいいんじゃないかなと思います。つまらない社会になってしまうんじゃないかなと、その辺に関しては憤りを感じるというか。何でもかんでも『お祭りはダメだ』みたいな。せっかくコロナも終わったのに、まだまだそんなことを言うのかと。本当に腹立たしいです」と怒りを隠さなかった。