巨人の守護神、大勢が最有力も... 「故障のリスク」で新人2選手に注目

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   阿部慎之助新監督の下、来季は4年ぶりのV奪回を狙う巨人。最大の懸案事項が不安定な救援陣だ。昨季の救援防御率はリーグワーストの3.81。試合の主導権を握っても終盤にひっくり返される試合を何度も見てきた。

  • 東京ドーム
    東京ドーム
  • 東京ドーム

救援陣をどのように立て直すか注目される

   気がかりなのが守護神・大勢だ。プロ1年目で原辰徳前監督に抑えに抜擢され、昨季は57試合登板で1勝3敗37セーブ8ホールド、防御率2.05をマーク。新人で30セーブ到達は新人で史上4人目の快挙だった。今年は3月に開催されたWBCで侍ジャパンのリリーバーとして世界一に貢献したが、シーズンでは6月下旬から右上肢のコンディション不良で2カ月以上も戦線離脱。9月中旬に復帰したが痛打を浴びる登板が目立ち、27試合登板で3勝14セーブ1ホールド、防御率4.50と不本意な成績に終わった。

「大勢はアマチュア時代もケガで満足に投げられない時期が長かった。実績などを考えれば来年は抑えの最有力候補ですが、故障のリスクも考えないといけない。ドラフト1位指名した西舘勇陽(中大)、ドラフト2位の森田駿哉(Honda鈴鹿)は先発、救援どちらでも力を発揮できる即戦力です。春季キャンプから実戦で結果を残せば、救援の大事なポジションを託す可能性が考えられます」(スポーツ紙記者)

   西舘はクイックの速さに定評があり、森田も社会人5年目の27歳でアマチュアの大舞台で場数を踏んできた。現時点では先発で起用される可能性も十分に考えられるが、阿部監督はどの役割で力を発揮させるか。ニューフェースを含め、救援陣をどのように立て直すか注目される。(中町顕吾)

姉妹サイト