「加藤に対するブズコバの評価は正確だ」
全仏オープン女子ダブルス3回戦で加藤はスーチャディとペアを組み、マリエ・ブズコバ(チェコ)、サラ・ソリベストルモ(スペイン)ペアと対戦。第2セット第5ゲームのポイント間にネット際にいた加藤が、自陣コートにあったボールをコート外に出すためバックハンドで返球したところ、これがボールガールの頭部に当たり、ボールガールは泣き出してしまった。これにより加藤ペアは失格となって敗退した。
複数の欧州メディアによると、加藤は主審に警告を宣告されたが、直後にブズコバとソリベストルモが主審に異議を申し立て判定が覆って失格になったという。加藤ペアの失格をめぐり、欧州の元選手や解説者から同情的な声が上がり、SNSでは主審に異議を申し立てたブズコバとソリベストルモに対する批判的な意見が上がった。
騒動はこれで収まらず、大会終了から1カ月後の7月にブズコバが地元チェコメディアの取材に対して加藤を猛批判したことで再び火が付いた。ブズコバは「加藤はすべてを引き起こし、私たちを敵に回した。彼女は私たちを悪者にした」などとコメントし、「彼女は試合中ずっと怒っていてラケットを投げることもあった」と過去の行為に言及した。
ブズコバの発言はインターネットで拡散され、SNSで批判の声が上がった。
前出の「騰訊体育」は全仏オープンでの騒動を振り返り、「加藤に対するブズコバの評価は正確だ」とし、「加藤は自分を被害者に見立てて同情を買った」などと批判した。