「内部ファンの強度にばらつきがあり、一番弱いものが破損」
「自宅でドライヤーを使ってるときに、急にバンッと音がして、部屋の電気が一瞬消えたので、何が起こったかわかりませんでした。ドライヤーを見ると、煙が出ていて、本体が割れてて、振るとカラカラ音がする状態でした。ケガはなかったです」
投稿された写真数枚を見ると、ドライヤー本体のカバーにヒビが入っており、接合部分が剥がれて中の機械が見えていた。
商品の保証期間は過ぎており、MTGに問い合わせたものの、補償はされなかったという。
「後で『リファ 爆発』と検索してたくさん事例が出てきてたので、『ほっとくのはひどーい!』と思いました。普通の壊れ方じゃなかったので、交換してくれたらうれしかったですが、結構怖かったので爆発すると思うと交換にもそんなにゴリ押しするほど積極的になれませんでした」
ドライヤー発売元のMTGの広報担当者は10月31日、取材に対し、19年11月に発売された「リファ ビューテック ドライヤー」の最初の生産ロットで一部に内部のファンが破損するケースがあると明らかにした。
「ファンを作る条件によって、その強度にばらつきがありました。ドライヤーを使っている最中に、一番弱いものが破損すると報告を受けています。その生産ロットの全部ではなく、一部です。現在も販売していますが、新しい製品は大丈夫ですので、該当する製品については、新品に交換対応しています」
経済産業省が示したガイドラインに従っており、リコール対応ではないという。購入者が分かればMTGからのレターで知らせたり、デパートなどの販売元に案内したりして、対応していると説明した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)