「投票に行こう」だけでは「あまり意味がない」 最年少26歳・髙島芦屋市長が考える「若者の政治参加」

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「『次、国政行かれますよね?』とは、よく言われるんですよ」

―― なるほど、結構やりたいことが盛りだくさんですね。

髙島: そうなんですよ~。

―― そうなると、(市長としての任期の)4年では終わらない仕事ばかりですね。首長から国政に転じる人も多いですが...?

髙島: 市長という仕事は選ばれないとできない仕事ですが、その上で言うと、私がこの仕事を選んでいるのは、全ての選択肢が目の前にあったとしても、やはり市長が一番面白いと思ったからです。ご指摘のとおり「次、国政行かれますよね?」とは、よく言われるんですよ。ですが、国会議員をやったことがないので国会議員の方に失礼かもしれないのですが、私にとっては市長の仕事が一番面白いと思ってやっています。

―― ぱっと思い出せるだけでも、首長から国会議員に転じた人には、米山隆一衆院議員(立憲、前新潟県知事)、古川康衆院議員(自民、前佐賀県知事)、太田房江参院議員(自民、元大阪府知事)といった皆さんがいます。知事と国会議員、仕事としてどちらの方がやりがいがあるかというと?

髙島: 国会議員をされている方は、おそらく国会議員だからこそできることがあるからやっていらっしゃるのだと思います。ただ、私は今のところは首長、とりわけ市長の仕事に魅力を感じています。市長の仕事に全力を注ぎ、芦屋を世界で一番住み続けたい街にできるよう、これからも精進します。

髙島崚輔さん プロフィール
たかしま・りょうすけ 芦屋市長。1997年生まれ、大阪府箕面市出身。灘中学・高校卒業後、2015年に東京大学に入学し、後に中退。同年9月ハーバード大学に入学。16年にNPO法人「グローバルな学びのコミュニティ・留学フェローシップ」の理事長に就任し、NPO活動強化のために孫正義育英財団の支援を得て3年間休学した。在学中の19年に芦屋市でインターンを経験した。22年にハーバード大卒(環境工学専攻・環境科学・公共政策副専攻)。23年4月の芦屋市長選に出馬し、史上最年少で初当選。同5月に就任。

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