「オリックス」ところで、どんな会社? 日本シリーズ真っ最中の球団は「昭和最後の年」に買収、本業は多角的

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CMに川栄李奈さんや上白石萌音さん起用

   ここで、オリックスがプロ野球の球団経営に乗り出した経緯をおさらいしておこう。

   1988年、まだ「オリエント・リース」という社名だったオリックスは10月19日、阪急ブレーブス(当時)の買収に名乗りを上げた。翌89年から球団は、「オリックス・ブレーブス」として公式戦に参加。1995年にリーグ優勝(当時はオリックス・ブルーウェーブ)、翌96年には日本一に輝いた。

   2005年には、近鉄バファローズとの合併により「オリックス・バファローズ」が誕生した。なお先述した買収表明日の1988年10月19日は、近鉄バファローズが最終戦でパ・リーグ優勝を逃した、世に言う「10月19日決戦」の日だったのも、なにかの因縁か。

   一方で本業では近年、芸能人を使ったテレビCMも目立つ。2017年から、俳優の川栄李奈さんを起用して水族館やシェアオフィスの運営といった自社の事業を紹介。21年には俳優の上白石萌音さんを起用し、サステナビリティーをテーマにしたCMを放送。そこでは再生可能エネルギーやリサイクル事業が紹介されている。

   このうち、再生可能エネルギーに関しては23年に大きな動きがあった。5月19日、オリックスと北海道電力は北海道伊達市における陸上風力発電事業について共同開発契約を締結。リリースでオリックスは「引き続き、風況調査や環境影響評価(アセスメント)などを共同で進め、事業性を検証してまいります」としている。

(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)

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