出版後も「彼女らは、まだ疎外されていた」
書籍出版後にハルモニに会った際も、「彼女らは、まだ疎外されていた」という。
「『敵は100万人、私は一人』『(支援団体)挺対協(現・正義連=日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯)を除いて直接補償してほしい』というハルモニたちの吐露を聞き、私はこれまでの疑問と判断が正しいという確信を得た」
そんな中で左右の双方に「誤読」が起き、左派から朴氏への攻撃につながったとみている。
「両極端を批判した私の本をめぐって、両極端は自分たちの既存の主張に合わせて誤読した。右派の一部は私が自分たちと同じように『慰安婦は売春婦』と同意したと歓迎し、左派の一部も慰安婦を売春婦と非難したと私を攻撃した」
その上で、
「今回の事件は、慰安婦のハルモニと私の戦いではなく、周辺の人々と私の戦いだった」
とした。
韓国大法院「帝国の慰安婦」無罪判決…常識を確認するのに6年費やさねばならなかったのか【10月27日付社説】
— 朝鮮日報日本語版 (@chosunonline) October 27, 2023
2013年に「帝国の慰安婦」を出版後、名誉毀損の罪で起訴されていた朴裕河(パク・ユハ)世宗大名誉教授が26日、韓国大法院で事実上の無罪判決を受けた。 https://t.co/8WJ32Z8SBO pic.twitter.com/nXhtN5l3ed