「帝国の慰安婦」著者、有罪判決破棄に「左も右も誤読した」 慰安婦問題が「解決しない」根本原因も指摘

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出版後も「彼女らは、まだ疎外されていた」

   書籍出版後にハルモニに会った際も、「彼女らは、まだ疎外されていた」という。

「『敵は100万人、私は一人』『(支援団体)挺対協(現・正義連=日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯)を除いて直接補償してほしい』というハルモニたちの吐露を聞き、私はこれまでの疑問と判断が正しいという確信を得た」

   そんな中で左右の双方に「誤読」が起き、左派から朴氏への攻撃につながったとみている。

「両極端を批判した私の本をめぐって、両極端は自分たちの既存の主張に合わせて誤読した。右派の一部は私が自分たちと同じように『慰安婦は売春婦』と同意したと歓迎し、左派の一部も慰安婦を売春婦と非難したと私を攻撃した」

   その上で、

「今回の事件は、慰安婦のハルモニと私の戦いではなく、周辺の人々と私の戦いだった」

とした。

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