「バッティングが評価の対象になる可能性も」
加藤の投球フォームは力みがなく、マウンドの傾斜を含めて環境の変化位に順応しやすいタイプだという。セ・パどのチームに行っても1年間ローテーションの一角を守れると評価した。
加藤の次に争奪戦になりそうな選手として山崎を挙げた。山崎は今季23試合に先発し11勝5敗、防御率3.25でチームのリーグ優勝に貢献した。スポーツ紙の報道によると、ソフトバンクが山崎獲得に向けて調査に動いているという。
橋上氏は「山崎投手は力感なく投げるピッチャーで大崩れしない」と評し、打撃センスがあることからDH制がなく投手が打席に立つセ・リーグの球団からも注目を集めるだろうと予測した。
「セ・リーグの場合、ピッチャーのバッティングが大事になる。チャンスの時にだいたい8番バッターが敬遠されピッチャー勝負になる。意外にピッチャーの打席で得点圏にランナーを置くことが多い。ピッチャーに関してバッティングは二の次だと言われ見過ごされることが多いが、実際ピッチャーのバッティングは大きいと思います。バッティングが評価の対象になる可能性はある。山崎選手はバッティングが好きそうなので、投球にプラスに作用することもあるでしょう」
注目のFA戦線は日本シリーズ終了後に動き出す。