ドラフト会議にFNS歌謡祭、サッカーW杯メンバー発表も グランドプリンスホテル新高輪が選ばれる理由

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   プロ野球ドラフト会議が2023年10月26日、行われた。会場は例年通り、東京・グランドプリンスホテル新高輪だったが、なぜ同所と決まっているのか。

   このホテルはたびたび、大きなイベントや記者会見の会場としてメディアに登場する。2022年11月1日、サッカー日本代表「SAMURAI BLUE メンバー」の発表会見が開かれたほか、毎年12月に放送される「FNS歌謡祭」(フジテレビ系)もまた、同所(20年、21年は別会場)で開催。時代をさかのぼれば1987年、歌手の郷ひろみさんと俳優の二谷友里恵さんの結婚披露宴が行われ、その様子が生放送されたことを思い出す人もいるだろう。

  • 何かと耳にするイベント会場と言えば……(2023年撮影)
    何かと耳にするイベント会場と言えば……(2023年撮影)
  • 何かと耳にするイベント会場と言えば……(2023年撮影)

大宴会場「飛天」の優位性

   大規模なイベントがたびたび開催されるグランドプリンスホテル新高輪。J-CASTニュースBiz編集部は、ホテル評論家・瀧澤信秋氏に意見を求めた。同氏はまず、このホテルの大宴会場「飛天」の、施設としての優位性を指摘した。

「東京都心の高級ホテルでは、大掛かりな宴会場や大広間を擁するところは限られます。『飛天』クラスの大規模なバンケットルームとなればさらに希少となります。コロナの影響による宴会需要の減少もあり、新たに開業する高級ホテルでも最近は大広間を持たないところが目立っている点も挙げられます。今後も高級ホテルが大宴会場を持たない傾向は続くでしょう」

   加えて、「飛天」の間の豪華さも強調する。

「会場の飛天の間は、天井が高く曲線を描いて23メートルもの高さに吹き抜けており、さまざまな角度からの映像の映し出しに適しています。また、その広さは約2000平米で、天井に4つのシャンデリアをはじめ、30万枚のアコヤ貝が散りばめられており、特段豪華な空間を演出できることも魅力的です」

レイアウトを自在に変えられる

   グランドプリンスホテル新高輪の「使い勝手の良さ」にも注目すべきだと、瀧澤氏。

「大規模なバンケットルームが注目されがちですが、グランドプリンスホテル新高輪も含めプリンスホテルのバンケットは、小さい宴会場の併設も充実しており、そこで併催されるような小規模イベントも可能。つまり、大小さまざまなイベントに対応しています。ドラフト会議などの大きなイベントの際には、小宴会場を飛天の間に統合した形にしています。レイアウトを自在に変えられる非常にフレキシブルな会場であるのも、選ばれる理由です」

   アクセスの良さは主催者側、来場者側双方にとってのメリットだ。

「グランドプリンスホテル新高輪は、他のプリンスホテルと同様に駐車場が広く、また、搬入口が大きいためイベントの際の物資の出し入れが楽。来場者からすると、東海道新幹線が停まるJR品川駅から徒歩圏内なので、新幹線利用者はもちろん、羽田空港から同所を目指す来場者にとっても、これまた楽なのです」

   最後に瀧澤氏は、次のような特長も挙げた。

「度重なるイベントの実施によりホテルの宴会に対応するポテンシャルも高く、依頼する側の安心感もあるのでしょう」

(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)

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