オリックス「ドラフト4位まで高校生」なぜ踏み切れた? 戦略の背景は...独立L監督が指摘する「スカウトと現場の連携」

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「フロントが長いスパンで物事を考えて選手を獲得」

   さらに「思い切った戦略に踏み切れるのは根拠がある」とし持論を展開した。

「戦力的なものが裏付けとなってこのようなドラフト戦略を立てることができる。福良(淳一)さんがGMになった頃から、フロントが中長期的に選手の獲得、育成をしてきた。スカウトは社会人や大学、高校と色々なカテゴリーに足繁く通っている。メリハリが効いているという意味では本当に現有戦力を把握してフロントが主体となってチーム運営をしてきたから思い切ったことができるのでしょう。フロントが長いスパンで物事を考えて選手を取っている」

   独立リーグ・新潟アルビレックスBCの監督を務める橋上氏によると、オリックスのスカウトは12球団の中で最も多く独立リーグに足を運んでいるという。

「これだけ高校生を上位で固められるというのは、選手の目利きに対するよほどの自信があるのでしょう。実際、自前で取ってきた高校生が1軍で活躍している。スカウトした選手の素材も良く、スカウトと現場の連携が取れている。選手の特性を理解して育成につなげていると思う。取ってきたスカウトと育成に携わっている監督、コーチの意見調整ができていて同じ方向性を共有していると感じます」

   そして「チームが近年良い状態で勝ってきているということで、ファンは今回のようなドラフト戦略に納得するでしょうし、現場も受け入れる」とし、「高校生4人を上位で指名しても評価が高いというのは結果が出ているからこそ。高卒の選手を一流に育ててリーグで勝てることを実証している。チームの戦略や育成力を反映するのがドラフトです」と語った。

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