今秋のドラフトで最も大きな驚きは、高校通算62本塁打スラッガーの真鍋慧(広陵)がまさかの指名漏れとなったことだろう。
「今年のドラフトは近年まれに見る大豊作」
高校通算140本塁打をマークした佐々木麟太郎(花巻東)が米国の大学に進学する意向を明らかにしてプロ志望届を出さなかったが、真鍋の場合はドラフト4位以下なら大学進学の意思を事前に示していた。
自信の表れとみる向きがあったが、実情は違ったという。
「真鍋は自分の力を出し切れていない部分があった。プロの評価を知りたい気持ちはありつつも、今のままでは通用しないという気持ちの揺れが、『4位以下なら大学進学』という着地点になったのだと思います。ただ、今年のドラフトは近年まれに見る大豊作で素材型の真鍋を上位で指名するのはリスクがある。4位以下だったら十分に可能性があったが、上位縛りを明らかにしたことで各球団が手を出しにくくなった。結果的には裏目に出てしまいましたね」(スポーツ紙記者)
メディア報道によると、ドラフトで名前が呼ばれなかった真鍋は無言で会見場を後にしたという。ショックが大きかったのだろう。だが、野球人生が終わったわけではない。広陵は直接プロにいかず、大学進学や社会人を経験してプロに行く選手が多い。金本知憲(元阪神監督)、二岡智宏(巨人1軍ヘッド兼打撃チーフコーチ)、佐野恵太(DeNA)と球界を代表する強打者として活躍した先輩たちは代表的なケースだ。真鍋も大学4年間で力をつけ心身共にたくましくなってプロ入りする姿を期待したい。(中町顕吾)
?#第53回明治神宮野球大会 ?
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) November 24, 2022
高校の部 決勝 【イニングレポート】#大阪桐蔭 × #広陵
【4回裏】
恐るべし広陵主砲の真鍋!
決勝でも神宮のライトスタンドに放り込む
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