「中国ユニクロ」給与を最大44%アップ 夏に学生バイトがSNSで不満ぶちまけていた

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SNS投稿には賛否両論

   今回のユニクロの大幅昇給は中国で大きな話題になっている。というのも今年7月、中国のユニクロ店舗で働く大学生がSNSで投稿した「仕事がきついのに給料が安い」「1週間で辞めた」との訴えが大拡散し、メディアが一斉に報道するなど大反響を呼んだからだ。学生バイトは「後輩たちへの注意喚起」として、以下のように説明した。

・時給16元(約320円)で、仕事量が多い。ユニクロにとって大学生は安い労働者に過ぎない
・出入りするときの挨拶、毎日の日報など、決まり事が多すぎる。店舗業務だけでも疲れるのに、1日の売り上げや売れ筋商品、本日の目標のような日報まで書かなければならない。
・同僚にサンキューカードを書かなければならない。いわゆる日本企業のカルチャー。
・朝班の時は開店前の午前8時から10時に店内の清掃をしなければいけない。エアコンもついていないのに鏡を拭いたり、床のモップ掛けをさせられる。大企業なのに清掃をアウトソースしないなんて意味が分からない。
・食事の時間が一定ではない。時間通りに食事ができるなんて思わない方がいい。胃腸が悪い女性は注意。水を飲みに行くのさえ自由にならない。
・1日中立ち仕事。座れるのは1.5時間の休憩だけ。
・バイトなのに毎日残業させられる(時給は出るが......)。
・唯一の良い点は3割引きで商品を購入できること。

   投稿が拡散すると、SNSでは「意味のないルールが多すぎる」「搾取」という同調から、「郷に入れば郷に従え」「学生でこの待遇なら悪くない」「お金を稼ぐのは簡単ではないということ」という批判まで賛否両論渦巻いた。

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