菓子「明治ストロベリーチョコレート BOX」のパッケージにあった、中身が見える透明の「窓」がいつの間にかなくなっているという旨の投稿が、X(旧ツイッター)で話題となっている。該当部分は印刷となり、理由についてさまざまな予想がコメントされているが、なぜパッケージ変更となったのか。J-CASTニュースは明治の広報に取材した。
「おいしさ、楽しさ、をお伝えできるパッケージデザインを常に検討」した結果
投稿に対しては「今年1番のショック...」「どこまで食べたかわからないじゃないか!」「なんか寂しい」などのコメントが寄せられている。
印刷になった理由について、Xではコストカットだとする声や、環境に配慮しプラスチックを削減する意図があるとする声のほか、量を減らし実質的に値上げするいわゆる「ステルス値上げ」をするために中が見えないようにしたのだとする声など、さまざまな予想が投稿された。
明治の広報は取材に対し、「昨年9月から切り替えております」と回答した。「明治ストロベリーチョコレート BOX」は1992年に発売し、当初から「窓」付きのパッケージを採用していたという。
変更の理由については次のように回答した。
「当社はお客さまの『おいしさ・楽しさ』の世界を拡げることを理念として、事業活動に取り組んでおります。お客さまに、おいしさ、楽しさ、をお伝えできるパッケージデザインを常に検討しており、BOXチョコレートは、昨年より順次パッケージを印刷に切り替えております」
「ステルス値上げ」のためとする声については「そのような意図はございません。おいしさ楽しさを訴求するためのリニューアルとなっております」とした。反響については「昨年の切り替え以降、特別なご意見は頂戴していない状況です」という。
「明治ストロベリーチョコレートBOX」以外の商品についてもパッケージを透明の窓から印刷へ変更しており、次のタイミングで切り替えているという。
「(1)明治ストロベリーチョコレートBOX、明治抹茶チョコレートBOX 2022年9月から順次店頭切り替え
(2)チョコレート効果72%26枚入り、チョコレート効果86%26枚入り 2023年8月から順次店頭切り替え
(3)明治ミルクチョコレートBOX、明治ブラックチョコレートBOX、明治ハイミルクチョコレートBOX 2023年9月から順次店頭切り替え」