サラリーマンなら、全く外食しないわけにはいかない。その際、どうしても気になるのは「店の衛生状態」である。1人でふらりと入店したとき、ふと頭をよぎる。「この店は、ゴキブリが出るだろうか」。
気にすること自体が野暮なのかとも思う。それでも、ゴキブリをはじめ害虫対策をきちんとやっている店ならではの特徴があるなら、ぜひとも知りたい。J-CASTニュースBizは、害虫駆除の経験があり、現在は「害虫防除技術研究所」の所長を務める白井良和氏に話を聞いた。
店内で見ておきたい箇所
白井氏はあくまで一般論としつつも、「店内で見ておくポイント」をこう教えてくれた。
「害虫駆除、調査や点検のチェック表(記録表)が貼ってある店でしたら、定期的に調査、点検をしていることが分かるでしょう」
加えて、紫外線を光源として虫をおびき寄せる備え付け型の捕虫器も目印になりそうだ。その捕虫器をメンテナンスすべく、やはり、害虫の駆除業者が定期的に点検に来ている可能性があると語った。
「また、トイレなどにゴキブリ用トラップ(白色が多い)が置かれていますと、定期的に駆除業者が来ている可能性があります」
とも説明。飲食店によって害虫の出やすさ・出にくさがあるかを聞くと、
「食用油を多く使う、清掃があまりされていない、段ボールなどの『物』が多く置かれている、といった店ですと、ゴキブリがいる可能性が少し高いかもしれません」
と語った。
(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)