モスバーガーは、各地にある「島」に店舗を構えている。調べてみると佐渡島や対馬、種子島、天草など10か所以上にあることがわかった。
離島で積極的に出店している戦略が気になる。J-CASTニュースBiz編集部は、モスバーガーを運営するモスフードサービス(本社・東京)を取材した。
「日常的にハンバーガー食べる」沖縄県には21店
モスバーガーの店舗数は、グループ総合計1776店、直営200店で、フランチャイズ加盟店がほとんどを占めている。海外では台湾、シンガポール、香港、タイなど456店舗を展開している。
J-CASTニュースBiz編集部が調べた、島にあるモスバーガーは以下のとおり。
佐渡佐和田店(新潟県佐渡市)
江田島店(広島県江田島市)
長崎対馬店(長崎県対馬市)
壱岐店(長崎県壱岐市)
天草本渡店 (熊本県天草市)
奄美大島店(鹿児島県奄美市)
屋久島安房店(鹿児島県屋久島町)
種子島店(鹿児島県西之表市)
沖縄ひらら店(沖縄県宮古島市)
石垣真栄里店(沖縄県石垣市)
沖縄県の沖縄本島に19店舗
※9月末時点
比較として、マクドナルドが営業している島は石垣島と宮古島、淡路島だけ。モスバーガーの数の多さが分かる。モスフードサービス広報部に、詳しい話を聞いた。
――モスバーガーが多くの島で出店している理由は何ですか。
広報部 モスバーガーの出店に関しては、本社直営というのは少なく、弊社の企業理念である「感謝される仕事をしよう」と「この街にモスがあって良かったと喜んでいただける存在になる」の2点に共感頂いたかたに、フランチャイズオーナーを任せています。ですので、フランチャイズオーナーが自発的に、地元などの離島でモスバーガーを経営しているというのが正解です。 オーナー様にフランチャイズ加入の理由を聞くと、「こんなにおいしいハンバーガーを地元の人や周りの人にももっと食べてもらいたい」という強い気持ちから出店されることが多いため、離島出身の方が地元に戻ってフランチャイズをされているのではないでしょうか。
――モスバーガーの店舗は全国47都道府県にあるのでしょうか。
広報部 ございます。(競合の)どこよりも早く、1986年に達成しました。また、早くからハンバーガーを食べる文化のあった沖縄本島に出店したのは1976年で、海外資本の「A&W沖縄」のあとにできました。沖縄県は朝食にコーンポタージュやクラムチャウダーを食べる文化があり、ハンバーガーを日常的に食べているので、沖縄県だけで21店舗出店しています。