松井裕樹のメジャー挑戦は「厳しい」のか 公式球「制球できないと苦労する」...WBCで対応苦慮

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   楽天・松井裕樹が今オフに海外FA権を行使し、メジャーに挑戦する意思を持っていることが複数のメディアで報じられた。

   プロ10年間で計236セーブをマーク。守護神としての実績はずば抜けている。今季は59試合登板で2勝3敗39セーブ8ホールド、防御率1.57をマークし、2年連続3度目の最多セーブ投手に。チームは最終戦でロッテに敗れたためCS出場は叶わなかったが、貢献度は絶大だった。

  • 2023年3月のWBCに出場した松井裕樹(写真:CTK Photo/アフロ)
    2023年3月のWBCに出場した松井裕樹(写真:CTK Photo/アフロ)
  • 2023年3月のWBCに出場した松井裕樹(写真:CTK Photo/アフロ)

「NPB公式球のようにスライダー、フォークを操れれば問題ないが...」

   松井裕の強みは三振奪取能力が高いことだ。球威十分の直球と同じ軌道から鋭く落ちるフォーク、スライダーを駆使する。走者を背負っても動じることなくきっちり要所を締める。一方で、制球が良いとは言えない。今年3月のWBCに侍ジャパンのメンバーで選出されたが、MLB公式球への対応に苦労して本大会は1試合のみの登板に終わった。

「メジャーで成功するか判断が難しい。NPB公式球のようにスライダー、フォークを操れれば問題ないが、うまく制球できないようだと投球の幅が広い投手ではないので苦労する。厳しい挑戦になることは間違いないと思います」(米国に駐在する通信員)

   大谷翔平(エンゼルス)、ダルビッシュ有(パドレス)、菊池雄星(ブルージェイズ)、千賀滉大(メッツ)と日本人投手は先発陣の活躍が目立つ。藤浪晋太郎(オリオールズ)はアスレチックスでメジャー挑戦1年目の今季に先発から救援に配置転換され、持ち味を発揮した。日本を代表する守護神はメジャーの舞台でどのようなパフォーマンスを見せてくれるか。(中町顕吾)

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