西武残留の可能性も
西武でコーチとして3年間、山川を指導した橋上氏は、山川の性格を「律儀で繊細」と評し、FA宣言せずに西武に残留する可能性に言及した。
「チームに迷惑をかけたという思いもあるでしょうし、FA宣言を先送りにして来年目一杯頑張って数字的に恩返しをする。それからFAをする選択肢もあると思います。ここまで育ててもらったという恩義もあるでしょうから。山川選手は練習の虫で、野球への取り組み方は感心させられるものが多かったです」
今季1軍での出場は17試合だけだったが、橋上氏は試合勘に関しては問題ないとした。
「フェニックスリーグに出ていますし、オフシーズンになれば横一線になる。春の時点で普通にスタートを切れると思います。来シーズンまでたっぷり時間もありますし、オープン戦もあるので試合勘に関してはクリアできると思います。FAでソフトバンクに移籍した場合、同じパ・リーグなので1年のブランクはあるが対戦したことのあるピッチャーの方が圧倒的に多いでしょうから、それほど苦にならないと思います」