DeNA、主力選手の大量流出危機 「来年は苦しい戦いになる」の見方も

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   今オフ、主力選手の大量流出危機に見舞われているのがDeNAだ。

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「打線はタレントがそろっているが...」

   エースの今永昇太はポスティング・システムでメジャー挑戦が有力視されている。国内FA権も保有しており、その決断が注目される。サイ・ヤング賞右腕のバウアーも日米の複数球団で争奪戦になる可能性が。中4日で登板するなど心身ともにタフな右腕は勝利への執着心を体現し、ナインの良きお手本だった。

   今永は今季7勝にとどまったが148イニングを投げて最多奪三振(174奪三振)のタイトルを獲得。バウアーは5月から1軍に合流して10勝を挙げ、130回2/3を投げている。2人合わせて約280イニングをどう埋めていくか。また、石田健大、戸柱恭孝も国内FA権を行使して他球団に移籍する可能性がある。

「DeNAの戦力を考えた時、今年を含めて近年は何度もリーグ優勝するチャンスがあったが逃してきた。今永、バウアーが抜けた場合、16勝をマークして最多勝を獲得した東克樹、大貫晋一の2人しか先発で計算できない。救援陣も抑えを務めていた山崎康晃が不安定になり、セットアッパーも固まらなかった。打線はタレントがそろっているが、得点能力が高いわけではない。来年は苦しい戦いになるのでは」(スポーツ紙記者)

   今年は3、4月で月間16勝7敗と最高のスタートを切ったが、5月以降は貯金を増やせず優勝争いから脱落。3位で2年連続CS進出したが、ファーストステージで広島に2連敗して終戦した。山本祐大、林琢真ら若手の台頭は明るい材料だが、投手陣はコマ不足が否めない。ドラフト戦略を含め、どのような補強策を敢行するか。(中町顕吾)

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