トーク中心で物議を醸したシンガーソングライター山崎まさよしさん(51)のライブは、参加したファンらのツイッター(X)投稿などから、その風変わりな状況が浮き彫りになっている。
ある参加者は2023年10月23日、J-CASTニュースの取材に応じ、山崎さんは、水戸市民会館で21日に行われたライブ中、少し笑みを浮かべながら、「しゃべりたい」「歌いたくない」「こういう回をしたかった」と1曲歌い終わる度に毎回何度も繰り返したと明かした。
「じゃあ、俺の歌いたくない気持ちも分かってよ」
「そのわりに、具体的に何をしゃべりたいかの題材は準備していなかったのか、思いついたことをぽろぽろと口にしては脱線し、また話を戻し、大御所歌手や過去に楽曲提供した事務所へのリスペクトに欠ける発言も多々ありました。しゃべりたい、と言うわりに聞いていられる話ではなかったです。声量も素晴らしく歌はとても上手かったですが、もしかしてギターは下手な人なのか?とも感じました」
ライブが行われた大ホールは2000席あり、8割ぐらいが埋まっていたという。神奈川県座間市内で9日にあったライブでは、山崎さんは16曲を歌ったと報じられ、「弾き語りと銘打ってますし、それくらい歌うのだろうと思っておりました」。しかし、今回のライブで山崎さんが歌ったのは、8曲だった。
多くの観客は最初、冗談だと思っていたらしく、和やかに山崎さんを見守っていたという。しかし、時間が経つと、本当に歌が少ないことに気づき、戸惑いも広がって、前方のファンから「歌って!」と山崎さんにコールがかかった。
すると、山崎さんは「歌いたくない」「歌聞きたい気持ちは分かったけど、じゃあ、俺の歌いたくない気持ちも分かってよ」「歌聞きたいならCD買って」などと観客に呼びかけ始めたという。
「トークばかりにした理由については、『有観客で声出しもできるようになったから~』という旨のことは言ってましたが、しびれを切らした観客との掛け合いにもなりました」