プロ野球阪神の元投手で野球解説者の下柳剛氏(55)が2023年10月23日に公開したユーチューブ動画で、26日に行われるドラフト会議における阪神のドラフト1位指名選手を独自に予想した。
岡田彰布監督(65)はドラフト1位指名選手を非公表にする方針を貫く一方で、スポーツ紙の報道によると1位は即戦力投手を考えているという。
「150キロ中盤出る左投手はそうそう出てこない」
下柳氏はドラフト1位として東洋大の左腕・細野晴希投手を挙げた。細野は最速158キロを誇る速球派で、多彩な変化球を投げる。即戦力として期待され、今ドラフトで複数の球団から指名がかかるとみられる。
下柳氏は「この子(細野)めっちゃ速いらしいな。(150キロが試合の)中盤に出てたというもんな。これは取りにいくんじゃないかな。間違いなくドラ1やろ」とし、「150キロ中盤出る左投手はそうそう出てこないと思うからドラフト1位で阪神指名しましょう。使いようによっては抑えでもいける」と高く評価した。
2つ目の補強ポイントとしてレフトのポジションを挙げ、即戦力となる右打ちの大砲が望ましいとした。
下柳氏は「タイガース的に即戦力で取るとしたら空いているポジションはレフトしかない」とし、「ドラフトで取るなら外野で大きいのを打てる子を取ると思う。それを即戦力として考えて、あとはピッチャー1人くらい即戦力として取って、高卒とか育てていく選手を多く取るのではないかな」と予想した。
さらに阪神の現状に触れつつドラフト戦略に言及した。
「キャッチャーは坂本(誠志郎)と梅野(隆太郎)2人でいくだろうし。ファースト(大山悠輔)とサード(佐藤輝明)は決まっている。セカンド(中野拓夢)とショート(木浪聖也)も決まっている。木浪が調子悪い時は小幡(竜平)も使っている。そこも埋まっている。ライトは森下(翔太)、センターは近本(光司)、レフトしか空いてない。ドラフト戦略としてはレフトの即戦力を取って、あとは内野手外野手ともども高卒の子たちの成長を見据えて狙うか」
今年は大学生投手のレベルが高く例年以上に豊作とされ、複数の投手にドラフト上位での指名が見込まれる。