前田健太、FAで来季どこへ? メジャーに限らずNPBもあるか...古巣広島、さらにセ1、パ1球団も

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   今オフにFAとなるツインズ・前田健太の動向が注目されている。

   前田はトミー・ジョン手術から復帰した今季6勝8敗、防御率4.23をマーク。2023年4月26日のヤンキース戦で3回10失点を喫し、右上腕三頭筋の張りで負傷者リストに2カ月間入ったが、復帰後は防御率3.36と復調の兆しが。104回1/3を投げて先発で十分に通用することを示した。

  • ツインズ・前田健太(写真:AP/アフロ)
    ツインズ・前田健太(写真:AP/アフロ)
  • 前田健太のインスタグラム(18_maeken)より
    前田健太のインスタグラム(18_maeken)より
  • ツインズ・前田健太(写真:AP/アフロ)
  • 前田健太のインスタグラム(18_maeken)より

「来年はさらによいパフォーマンスが期待できる」

「ドジャースと今年で8年の長期契約が切れ、ツインズが残留オファーを出すか注目されます。仮に契約延長を見送ったとしても、先発のコマ不足に悩んでいるメジャー球団は多い。トミー・ジョン手術明けでこれだけの投球を見せてくれたら十分。来年はさらによいパフォーマンスが期待できる。好条件で複数年契約を結べるでしょう」(米国通信員)

   去就に熱視線を送るのは、メジャー球団だけではない。日米通算162勝右腕はNPB復帰という選択肢も考えられる。米国でプレーする可能性が高いとみられるが、前田は過去に出演したテレビ番組で、最後は日本球界に復帰してプレーしたい思いを明かしている。

   最有力候補とみられるのが、古巣の広島だ。今年は新井貴浩監督の下で2位と、昨年までの4年連続Bクラスから躍進。先発陣は床田寛樹、森下暢仁、大瀬良大地、九里亜蓮の4本柱以降が不安定だった。今秋のドラフトでは1位で青山学院大学155キロ右腕・常廣羽也斗を指名することを公表している。実績十分の前田が日本球界復帰を検討した場合は、エース復帰へオファーを出す可能性が高い。

   V奪回に向けて巻き返しを図るソフトバンク、巨人も獲得に乗り出すことが考えられる。メジャー残留が有力視される中、来季はどの球団のユニフォームを着てマウンドに立っているか。(中町顕吾)

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