家族だけでひっそりと、棺はAmazonで購入... 低コストでシンプルさを求める?今どきの葬儀事情

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葬儀社が語る「人が集まって火葬して食事をしたらそれは葬式」

   創業89年になる葬儀社の経営者で、Xにて葬儀に関する知識や見解を投稿している佐藤信顕さんは「葬式」の定義について「葬式なんか要らない、火葬だけで十分、そのお金で美味しいものを皆で食べてほしいっていうのは、普通にお葬式」と投稿しています。もちろん宗教に則って行う葬式を否定するものではありません。宗教者を伴う形ではなくても、人が集まって故人を弔うことが十分に「葬式」だと言える......という主張です。しかし直葬という形に対して「妥当な理由がないと結構迷うし苦しむことになることも多々あります」とも指摘しています。

『葬式の定義とは?』宗教者が伴わなくても、皆で集まって火葬して食事をしたらそれはもう葬式ですという話 - Togetter

   佐藤さんの投稿に対しXユーザーからは「死者を悼む心があれば、形式は問いませんということですよね」「亡くなった本人は(葬儀を)簡素にと思ってても家族はそれでは心残りがあるかもしれない」など、葬儀の在り方についてさまざまな意見が集まりました。故人の希望は大切ですが、やはり残された人たちの事情や気持ちにも目を向ける必要もあるのかもしれません。

   このようにXの投稿からは、費用をかけずにシンプルな葬儀を望む声があると同時に、残された人たちにとってのセレモニーでもあるという認識を持っていることが伺えます。故人の意向を尊重しつつ、どのような葬儀の形であっても心の整理がつくよう、納得のいく形で見送る方法を選びたいものですね。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

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