涼しくなると、おでんが恋しくなってくる。紀文食品(本社・東京)が2023年9月27日に発表した「紀文・鍋白書2023~前編~」では、おでんによく入れる具を1993人に調査。複数回答の結果、1位は「ちくわ」(79.3%)、2位は「大根」(74.1%)、3位は「たまご」(70.0%)だった。
そこでJ-CASTニュースBiz編集部は、手軽に買える「コンビニおでん」で売れている「トップ3」を取材した。調べると地域によっては、独特の人気具材があるようだ。
人気の具は地域別で違う
「紀文・鍋白書2023~前編~」によると、人気の具は地域別で違いがあり、面白い。北海道・東北は、こんにゃく、ちくわ、さつま揚げ。関東甲信では、ちくわ、はんぺん、さつま揚げが挙がった。
中部では、ちくわと大根、関西は、ほぼすべての府県でちくわが人気。山陽・山陰は大根、こんにゃく、四国ではこんにゃく、九州では大根、たまごが好まれている。なお調査は2023年8月18~22日、インターネットで実施。対象は20~50代以上の既婚女性1400人だった。
では、コンビニ大手が販売するおでんの定番の売れ筋は、どういうラインアップだろうか。ファミリーマートとローソンの2社が、取材に応じてくれた。
ファミリーマートでは2023年9月12日から、ファミマのおでん「だしおでん しみしみ亭」を販売している。売れているトップ3を見てみよう。
1位 「厚切り大根」(税込み125円)
2位 「味付き玉子」(税込み125円)
3位 「結び白滝」(税込み125円)
首位となった厚切り大根について、ファミリーマート広報は、こうコメントした。
「国産大根を使用し、芯までかつお風味のつゆが染みたおでん大根です。商品名の通り、厚切りで食べ応えがあるのも特徴となります」
特徴的なのが、2位の「だし巻卵」。他社ではあまり見かけないおでん種だが、同社広報は「コンビニおでんでは取扱いが珍しい具材となります。たまごを緩く巻き上げることでつゆ染みが良く、おでんつゆとも相性が良いおすすめの具材です」とアピールした。