「おままごとにハマってる娘の為に」──。とある事情で、100円ショップ・ダイソーの商品を駆使して母が制作した「おままごとキッチン」が、X（ツイッター）で「すごい完成度」「愛がいっぱい詰まってる」などと話題になっている。詳しい話を聞いた。
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写真提供：Xユーザー「さぶちゃん（@sabucoha）」さん -
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写真提供：Xユーザー「さぶちゃん（@sabucoha）」さん
市販品は難しく...諦められず自作した
話題になっているのは、1歳の娘を持つXユーザー「さぶちゃん」（@sabucoha）さんによる2023年10月12日の投稿だ。
前段として、「おままごとにハマってる娘の為におままごとキッチンの購入を旦那に打診するも（転勤族故に）なるべく物は増やしたくない、と言われ咽び泣くワイ」とし、友人宅などで楽しそうに遊ぶ姿をみると諦めきれないと伝えていた。
「というわけで、ダイソー様を駆使してダンボールでおままごとキッチンを作ったぞ！！！！」とさぶちゃんさん。パーテーションで仕切られ、壁がタイル模様に装飾されたシステムキッチン風の作品を披露した。
丸い木板とフェルトで2口コンロ、埋め込んだボウルとパイプで流しが表現されており、オーブンやタオル掛け、調理器具の収納スペースも備わっている。
仕上がりを目にした娘の反応は「喜びのステップを踏んでおりました」といい、「こんなに喜んでくれてママも幸せだーー！ボロボロになるまで遊んでおくれー！！」と述べた。
投稿はXで1万3000件以上の「いいね」を集め、「すごい完成度」「買ったものよりもこんな風にママが作ってくれる方が嬉しくならない！！？素敵過ぎる！！！！」「愛がいっぱい詰まってる」といった声が寄せられている。
さぶちゃんさんは14日、「とにかく娘の喜ぶ顔がみたい！！この一心で作っています！」とJ-CASTニュースの取材に答えた。DIYの経験や興味はないものの、過去には縁日の屋台を模した作品を段ボールで制作したこともある。
「完成したキッチンを見て夫も感動していました」
先の投稿では、「娘がどれだけ楽しそうに遊ぶか旦那も実際見れば気持ちが動いて購入を検討してくれるかもしれない」とも伝えていた。
実際のところ、さぶちゃんさんによると、「完成したキッチンを見て夫も感動していましたし、私よりも娘とおままごと遊びを楽しんでいます（笑）」。ただ、このような変化があったと明かす。
「結果としては『こんなに喜ぶなら！』と購入に前向きになってくれましたが、私自身はもう市販品の購入は考えていません！中身がダンボールだろうが何だろうが、娘が喜んでくれたならもう何でもいいんです（笑）」
今回の製作費は2500円ほど。ホームセンターやダイソーで必要な材料を購入し、家の物も活用している。制作期間は2日間だ。
「まずインターネットで市販品のおままごとキッチンを検索し、デザインを参考にしつつ、生活にゆとりを感じさせる観葉植物をとり入れた私の理想なキッチンにしました（笑）」と説明する。
こだわったポイントは蛇口。手を洗うのが好きな娘のために、本物を取り付けようか考えたともいう。Xの反響には驚きつつ、「たくさんのお褒めのお言葉をいただけてとても嬉しいです！」と喜んでいる。