「すっごい気分悪い」「もしかして操り人形?」 木下博勝医師を激怒させた女性、共演者からも辛辣批判

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   2023年10月16日にYouTubeで公開されたリアリティ番組「令和の虎」(Tiger Funding)で、志願者との面接中、ジャガー横田さんの夫で医師の木下博勝さんが途中退席をする騒動があった。17日に公開された番組後編動画では、志願者がその他の共演者らからも厳しい追及を受けた。

  • 主宰の岩井良明氏。「令和の虎」YouTubeチャンネル動画より
    主宰の岩井良明氏。「令和の虎」YouTubeチャンネル動画より
  • 主宰の岩井良明氏。「令和の虎」YouTubeチャンネル動画より

「エビデンスがないものを人に勧めるなんて言うのは、絶対にいけない」

   令和の虎は「出資を受けて、事業を本格展開したい」志願者らを対象として、経営者が審査して出資の可否を判断する、YouTubeで配信されているリアリティ番組だ。

   木下さんが途中退席する事態となったのは、480人目の志願者として出演したインフルエンサーの女性との面談でのひと幕だった。糖尿病の父親の闘病をきっかけにローカーボの普及活動を始めたという女性は「『おいしいローカーボ』という新しい食生活を広めることで、心身ともに健康な世界を実現させる」ことを目標としているという。

   木下さんは女性の経験などについては否定しないとしつつ、病気の治療として糖質制限を行うことについて「僕としてはちょっとやめてほしいんですね、そういうことは。医師の立場としてはそういう立場ですね」とし、「エビデンスがないものを人に勧めるなんて言うのは、絶対にいけないです。だから僕はこれ、退出しなきゃいけないと思ってます」と面談を自ら途中退席していた。医師の立場としての対応を貫いた木下さんの姿に、SNSでは医師らからの賛同が多く集まった。

   後編「『失礼極まりないね』志願者に岩井が一喝」では、女性が他の投資家「虎」たちからも叱咤される場面が続いた。

「かなり決定的な落ち度だと思います」

   持ち込んだ資料について問われるも回答がおぼつかない様子に、主宰の岩井良明氏は「これ、ご自身で作られた資料ですか?」と尋ねた。志願者女性が「いえ、すみません。メンバーの方と(作りました)」とすると、岩井氏は「こういうことなんですよ。あなたそれをちゃんと見ることもなくここに出てきてるんですよ。おかしくないですか? あなた自身が出てきてちゃんと説明すべきものなのに、メンバーが作ったからって言って『あれ、それ(データ)無いですね』って。それで済みます?」と疑問を投げかけた。

   「虎」として参加した女性社長の宮本聖菜氏はこの様子に「これが女の人に多いんですよ。『女性が数字弱い』と言われるの、ここのせいなんですよね」と苦言。「これでまた『女は数字に弱いな』みたいな印象が残っちゃうんですよ。それすごく悔しくて、ここで思いがどれだけありますって言われても、数字がチグハグだったら『あ、その程度なんだ』って見られますよ」と悔しさと語った。

   返済予定などについても不明瞭だとする指摘が相次ぎ、「虎」の1人、高澤有紀氏は「資金調達の計画から必要資金の書き方。この辺りから、信頼度がガラガラとちょっと崩れてきていて、(女性から)言葉を返してもらうんですけど、本当にそれって信じていいのかなって不安になっちゃうんですよ。本当にわかってんのかなって」「(自分で)見て理解していなかったのはかなり決定的な落ち度だと思います」とした。

「なんで自分で作らないんですか、これ。なぜ人任せにしたの」

   岩井氏は、収支計画に「令和の虎」からの資金調達に関する情報が全くなかったとして、疑問を呈した。

「『記載ミスだ』とか言って『令和の虎』に出てくるのはあまりにも失礼じゃないですか、おかしくないですか? あなたが作ろうとしてる一般社団法人の代表者なんだから、これ人任せにして出てくるって。あなた『もしかして操り人形?』って思われてますよ、今」

   女性に「本当は操り人形なんですか?」とすると、女性は「違います」と小声で否定。岩井氏は「じゃあなんで自分で作らないんですか、これ。なぜ人任せにしたの。あまりにも浅はかちゃいます?」と呆れ顔だ。

   さらに「人任せにして企画書作ってくるってのは、すっごい厳しい言い方すれば、令和の虎に対する冒涜ですよ」と厳しい表情で語り、「100歩譲って人任せにしてもそれを完璧に自分が理解して喋れるようになってればそれでいいよ。バレへんし。それ何もしてきてないじゃん」と落胆した。

   宮本氏は数字を扱うデータについて「私自身もそこまで得意じゃないなって思ってる」と寄り添いつつ「大枠はやっぱり把握しておかないと。代表で出てきてるわけですよね」とした。

「甘いこと考えちゃダメだし、できないんだったら代表理事降りな」

   木下さんが退席したことで5人目の虎として席についた岩井氏は、「Nothing(融資ゼロ)」を表明。自身も糖尿病患者であり「成立させたい」という前向きな気持ちでいたというが、「やっぱり企画書のことが僕の中では拭い去れないです。こんな状態で持ってきた人にお金を出すことは僕にはできない」とした。

「何百人ってここに座った一生懸命な人見てきた中で、(資料を)自分で作らなくて人が作ったものでペラペラ見返して、数字がわかんないような状態の人になんでお金出せるんですかね。そんな甘くないっすわ。すっごい気分悪いです」

   女性に向け「あなたはこれから社団の代表理事やるって言ってんでしょ。こんな状態だったらすぐその社団潰れるから、やばいよ。軽く考えてないですか? 社団だって立派な法人なんだよ。甘いこと考えちゃダメだし、できないんだったら代表理事降りな」と忠告した。

   出資ゼロという結果となったが、女性は「数字のことで完全に飛んでしまって、自分の仕事を成せなかったのが後悔が残ります」と反省を口にし「岩井さんにもきっちりと指摘をいただいて、皆様に指摘をいただいたので。そちらを胸に、もう一度きちんと練り直してちゃんとやっていきたいと思います」と決意を述べた。

   岩井氏は改めて「とても残念でした。なんでそんなことぐらいやってきてくれないんだろうってのはとても残念です」としつつ、「でもあえて心を鬼にして(言った)。これからあなたが法人の代表者になっていくならば、ここで俺が厳しいことを言っとかないとダメなんですよ。頑張って」と励ました。

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