「甘いこと考えちゃダメだし、できないんだったら代表理事降りな」
木下さんが退席したことで5人目の虎として席についた岩井氏は、「Nothing(融資ゼロ)」を表明。自身も糖尿病患者であり「成立させたい」という前向きな気持ちでいたというが、「やっぱり企画書のことが僕の中では拭い去れないです。こんな状態で持ってきた人にお金を出すことは僕にはできない」とした。
「何百人ってここに座った一生懸命な人見てきた中で、(資料を)自分で作らなくて人が作ったものでペラペラ見返して、数字がわかんないような状態の人になんでお金出せるんですかね。そんな甘くないっすわ。すっごい気分悪いです」
女性に向け「あなたはこれから社団の代表理事やるって言ってんでしょ。こんな状態だったらすぐその社団潰れるから、やばいよ。軽く考えてないですか? 社団だって立派な法人なんだよ。甘いこと考えちゃダメだし、できないんだったら代表理事降りな」と忠告した。
出資ゼロという結果となったが、女性は「数字のことで完全に飛んでしまって、自分の仕事を成せなかったのが後悔が残ります」と反省を口にし「岩井さんにもきっちりと指摘をいただいて、皆様に指摘をいただいたので。そちらを胸に、もう一度きちんと練り直してちゃんとやっていきたいと思います」と決意を述べた。
岩井氏は改めて「とても残念でした。なんでそんなことぐらいやってきてくれないんだろうってのはとても残念です」としつつ、「でもあえて心を鬼にして(言った)。これからあなたが法人の代表者になっていくならば、ここで俺が厳しいことを言っとかないとダメなんですよ。頑張って」と励ました。