作家の百田尚樹氏らが立ち上げ、名古屋市の河村たかし市長が共同代表に就任した政治団体「日本保守党」をめぐり、美容外科「高須クリニック」院長の高須克弥氏が2023年10月19日、X(旧ツイッター)で「歴史は繰り返します」と警告した。
かつて高須氏と河村氏は、愛知県の大村秀章知事のリコール運動で協力関係にあったが、後に署名の多くが偽造だったことが発覚し、絶縁した経緯がある。「保守党」としては政治分野での実績がある河村氏の助けを得たい考えだ。高須氏は、大村氏のリコール活動で河村氏の支援を受けた経緯を紹介し、「繰り返します。歴史は繰り返します」と書き込んだ。
リコール運動でも「実績のある河村たかし市長が応援団長としてスタッフ連れて参加」
高須氏は結党会見が開かれた10月17日、大会の様子を伝えるポストや記事を引用しながら、
「僕は義理と筋を違えた人情のない友達とは絶交します。バッサリ。さようなら。なう」
「絶交宣言したのに・・・いい加減僕を利用するのやめてちょう」
と書き込んでいた。
10月19日の書き込みでは、立ち上げメンバーでジャーナリストの有本香氏による夕刊フジ(10月19日(20日付け))の連載記事に反応。
「歴史は繰り返します。
一瞬で三万人のフォロワーを集めた政治団体『お辞めください大村知事100万人リコールの会』も実務経験が皆無でしたがリコールの実績のある河村たかし市長が応援団長としてスタッフ連れて参加してくださいました。
繰り返します。
歴史は繰り返します。」
と書き込んだ。
百田尚樹氏とは関係を修復
有本氏の記事は、河村氏の参加で「保守党」への注目度が増したことをアピールする内容で、
「保守党設立のときから、百田氏と私は、自分たちの『弱点』が何かを理解していた。政治の実務経験がないことである。実は、今日までの間に、多くの政界経験者から「手伝いたい」というお声がけもいただいたが、結局のところ私たちが望んだのは河村氏との連携だった」
などと説明していた。
高須氏が河村氏の「実務経験」を頼った後に署名偽造が発覚した経緯を念頭に置いた書き込みだといえそうだ。
高須氏は河村氏とは絶交状態だが、百田氏とは関係を修復。「DMで長く話しあった結果」として
「イデオロギーが多少違っても百田尚樹先生はかっちゃんの友です」
と明かしている。百田氏も「高須院長は尊敬する兄です。友情が復活して嬉しいです」と応じている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)
歴史は繰り返します。
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) October 19, 2023
一瞬で三万人のフォロワーを集めた政治団体「お辞めください大村知事100万人リコールの会」も実務経験が皆無でしたがリコールの実績のある河村たかし市長が応援団長としてスタッフ連れて参加してくださいました。
繰り返します。
歴史は繰り返します。…